スゴイ爪ヤスリ! ゴクツヤシャイン レビュー

 

  • 新定番?GOKUTSUYAshine

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 爪を整えると音が良くなるばかりでなく、弾きやすさも大分変わって来ますね。

爪にこだわりがあるソロギタリストも多いと思います。

今回紹介するのはラッキーウィンク社のGOKUTSUYAshine

最近のギター小物で一番衝撃を受けたかもしれません。

従来の爪ヤスリとは一風変わった技術を使っている面白い商品ですが、いったいどんなものなのでしょう?

 

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この爪ヤスリは半導体の技術を応用しているらしく、表面が細かい凹凸に覆われています。

実際の見た目はこんな感じ↓

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肉眼でも難なく確認できる荒さです。

最初の感想は「この目の荒さだとガラスヤスリで代用できるような…」という感じで、あまりいい印象ではありませんでした。

しかし実際に使ってみて評価は一変。

 

まず削れる速度が早い!仕上がりもかなり滑らかです。

普段使いならこれ一本でまったく問題ないですね。

かなりオススメです!

 

といっても伝わりにくいので、今まで使っていた爪ヤスリセットと比較をしてみたいと思います。

 

  • 今までの爪研ぎ

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これがゴクツヤシャインを手に入れるまで使っていた爪ヤスリセットです。

様々な爪ヤスリを使い分けて滑らかさを出していました。

爪切りは主に左手、そして三本の爪ヤスリで右手の処理を行なっていました。

 

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まずこのガラスヤスリで大体の形を整えます。

粗めのヤスリを使っていました。

自分はジェルネイルを使っているのですが、ガラスヤスリとは相性が悪いらしく、何本もダメにして来ました。

しかし削れる速度は悪くないで、土台を作るには十分!

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次にEZ FlowのSand Shark Ⅱ裏面で形を作っていきます。

実際にネイルショップでも使われているプロ仕様のものですね。

このブランドの爪ヤスリはスポンジ製で、爪の形にフィットしながら削れるので非常に使い勝手がいいです。

 力を入れすぎても余計な負担が爪にかからないのもいいですね。

ジェルネイルやグラスネイル等の人工爪を使っている人には特にオススメ!

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そしてSand Shark Ⅱのオモテ面です。

裏面よりも更に滑らかです。

この段階で爪の細かい形を整えます。

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つぎに同社商品のKiller Whale。

4,5番の順で磨いていきます。

ここは爪のザラつきを取っていく段階。

ここまで来るともう仕上りに近いですが、最終段階まであと一歩!

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Killer Whaleオモテ面です。

ヤスリとは思えないほど滑らかですね。

非常にサラサラとした触り心地で本当に意味があるのか疑ってしまうレベル。

しかしやるとやらないでは大違い。

爪がつるつるピカピカになります。

 

ここまで6行程!なかなか手間ですね笑

しかしいい音を出すにはある程度仕方のないことでもありました。

 

しかし今回紹介したゴクツヤシャイン、1~4までの行程をこれ一つで賄えます。

削れる速度の関してはガラスヤスリよりも早いです。

扱いやすさという面ではスポンジ製のEZ Flow社に一歩劣りますが、それを差し引いてもかなり便利ですね。

難点をあげるとすれば、仕上がり後の爪にポリゴン状の角が出来やすいことです。

これは硬い爪ヤスリでは少なからず起こるので、仕上げはスポンジバッファーのKiller Whaleで軽く磨いてあげるといいでしょう。

 

  • まとめ

技術の進歩を感じさせられる商品でした。

今ではゴクツヤシャインとKiller Whaleだけで全て賄えるので、荷物も減らせていいですね。

ジェルネイルとの相性も良く、性能が落ちることもないです。

さらに水洗いもできるので、清潔に保つことができます。

見た目もトップコートを塗った時のようにツヤツヤになるので、ギターを弾かない女性にもオススメです。

 

 

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電源アダプターの話 CAJ PB12DC9-2.1

  • スイッチング電源

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突然ですが、エフェクターに使う電源アダプターを気にしたことはありますか?

多くの場合、写真のような小さいアダプターが使われますね。

これはスイッチング電源と呼ばれていて、現在最もポピュラーなアダプターです。

なぜこのタイプのものが普及しているのかですが、理由はシンプルで、小型・軽量・安価だからです。

 

しかし当然デメリットも存在します。

それはノイズです。

ノイズと言っても色々な種類のノイズがありますが、このタイプのアダプターはスイッチングノイズ(スパイクノイズ)という特有のものを発生させます。

これは特に高音域に影響があり、しっかり対策しないとジャリジャリとヒステリックな音になってしまいます。

酷いものだとエフェクターに繋いだ時に「ブー」とノイズが出る場合もありますね。

 

これは構造上どうしても発生してしまい、0にすることは難しいです。

しっかりしたフィルターを入れればほぼ影響がないレベルまで低減させることも可能ですが、その分サイズが大きくなるので難しい所ですね。

 

ということで、今回は小型でノイズの少ないバランスのとれたアダプターを紹介します!

 

  • CAJ PB12DC9-2.1

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CUSTOM AUDIO JAPAN ( カスタムオーディオジャパン ) >PB12DC9-2.1 | サウンドハウス

カスタムオーディオジャパンの電源アダプターです。

・センターマイナス端子(2.1mm)

・DC9V出力

・消費電流は1.3A まで

・インプット電圧 100V~240V

アナログ、デジタルに関わらず殆どのエフェクターに対応できます。

電源も100~240Vまで対応しているため、世界中どこでも使用することができますね。

 

電流容量は1.3A!大容量消費するデジタルエフェクターでも500mA程度なので余裕があります。

因みにアダプターの電流容量は、エフェクターの消費電流の2~3倍(200mAなら400~600mA)あると良いです。

これは急に大きな入力(ストローク等)が入った時、エフェクターの消費電流が瞬間的に2~3倍になることがあるからです。

容量が低いアダプターを使うと大きな入力時に耐えきれず、天井の低い力のない音になってしまいます。

 

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そしてスイッチングノイズですが、このサイズの中ではトップレベルで少ないですね。

気になるような高周波のザラつきもなく、非常にクリーンに出力されます。

特にクリーンな音が重要視されるエフェクターにはノイズが極力少ない物を選びたいところです。

また耐久性も申し分ないですね。

 

あえてデメリットをあげるとしたら、コードが少し短いことです。

電源タップがあれば問題ないですが、壁コンセントから直接とる場合だと少し足りないですね。

 

小型でクリーンな音質のアダプターを探している方にはオススメの一品です。

 

CUSTOM AUDIO JAPAN ( カスタムオーディオジャパン ) >PB12DC9-2.1 | サウンドハウス

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余談ですが、スイッチングノイズは少なければ良いというわけではありません。

というのも、高周波にスイッチングノイズが乗ると聴覚上音が良くなったと錯覚することがあります。

特有のジャリジャリとした高音域が、元気でハリのある音にも聴こえるのですね。

この様な特性をうまく使って音作りをしたい方には、あえてノイズの多いもの(BOSS PSA-100等)を使ってみると面白いかもしれません。

 

 

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Sunrise S2 マグネチックピックアップ

 

アコースティックギター用マグネチックピックアップ、Sunrise S2

ソロギター界隈では定番でもありますが、一体どのようなピックアップなのでしょうか?

 

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アコギのデュアルPUシステムが主流になってから日の目を浴びたピックアップですね。

特にコンタクトPU + サンライズは定番の組み合わせですが、これにはちゃんと理由があります。

基本的にコンタクトは高音域の再生に優れていますが、低音域には強くないです。(ものにもよりますが)

一方サンライズは低音は迫力がありますが、高音域の伸びがイマイチ。

高音域に弱いというのもコンタクトとの組み合わせでは実はメリットで、サンライズはEQ等で処理しなくてもコンタクトの綺麗な高音域を邪魔することがありません。

高音域はコンタクト、低音はサンライズと役割を持たせることで、お互いの弱点をうまくカバーしているのですね。

 

そして数あるマグネチックPUの中でもサンライズが選ばれる理由としては、やはりその低音域の迫力にあります。

サンライズはボディの振動を拾い低音を増強させる構造になっていて、その迫力は他のメーカーには出せない圧倒的なものがあります。

デュアルシステムではある種サブウーファーとしての役割にもなります。

 

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ポールピースが調整できるので、ギターに合わせて各弦の出力を微調整出来るのも良いですね。

またハーモニクスやタッピングを非常に綺麗に拾うため、この辺もインストギタリストに選ばれている一つの理由ではないでしょうか。

 

そしてサンライズに限った事では無いですが、マグネチックPUはハウリングに強いです。

アコギはハウリやすいのでこれは大きな利点ですね。

またコンデンサーマイク等と違いノイズやモニターの音の影響を受けにくいので、環境に左右されず一定の音質を保つことが出来ます。

どんな会場でも安定して使えるというのは、大きな安心材料でもあり保険にもなりますね。

 

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  • デメリット

まず周波数帯域が低音寄りでバランスが悪く、単体では扱いにくいです。

単体での使用ならもっと安くてバランスの良いマグネチックPUは沢山あります。

サンライズはデュアルシステムじゃないと使い所が難しいですね。

 

それとマグネチックPUの宿命でもあるエレキ臭さがどうしてもあります。

そのためコンタクトで基本の音を作り、サンライズを補助的に少しブレンドして、なるべくエレキ感を出さないのが今の音作りの主流かと思います。

 

またサンライズは重量があるためトップの振動を抑えてしまいます。

これは生音を最大限に活かしたい方にはイタいですね。

それとコンタクトやコンデンサーマイクに比べて、ニュアンスや表現力に少し劣ります。

 

こういった理由からサンライズ無しでのシステムを模索している人も多いです。

会場によってコンタクトのみでいけそうな時は、サンライズを外すアーティストもいますね。

しかしその安定性や音の太さから結局手放せないのが現状でもあります。

 

それと標準のクランプだとしっかり固定されないことが多く、演奏中や運搬中にズレたり落ちたりすることがあります。

プラスチック製で耐久性も低いので、すぐに壊れてしまう事も多いそうです。

そして交換費用も高い…笑

アンフィニカスタムワークスさんやエムファクトリーさんでアルミ製の専用パーツ(HD WingKit)が売っているので、そちらに交換するのが吉ですね。

 

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  •  まとめ

基本的にデュアルシステム、特にコンタクトPUの補助として真価を発揮するピックアップですね

音の迫力が欲しい方、ハーモニクスやタッピングを多用する方には必須だと思います。

また何処に行っても安定した音を出せるという保険要素は本当に大きいです。

 メリット、デメリットがハッキリしていますがサンライズにしか出来ない事があるので、必要な人には手放せない存在になります。

役割をしっかり理解して、購入する際の参考になれば幸いです。 

 

 

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Strymon Bigsky Reverb レビュー

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言わずと知れた名器、Strymon Bigskyです。

 弾き語りやインスト、アンビエント系まで幅広く使えるリバーブですね。

動画はBlueSkyですがアコースティックギターでの音はこんな感じ↓

 

 

さっそくレビューして行きます!

 

 

 

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  • サウンド

12種類のリバーブモードを搭載していて、それぞれかなり細かいところまで調整できるので作れる音は無限大!

ただ一貫しているのは、どのモードでも高音域がサラッとスムーズに出ることですね。

ガツンとした音ではなく、少し線が細くなり繊細になります。

これがStrymonのリバーブの大きな特徴ですね!

 

もう一つの特徴は、リバーブ音がドライ音としっかり分離することです。

音馴染みするというよりは、リバーブの個性がしっかりと生きるタイプですね。

ナチュラル思考の方には他にも選択肢はあると思いますが、音楽的な響きを積極的に付加したい方には最高のリバーブです!

 

よくクリアな音と言われますが個人的に思うのは

「ウェット音が原音と綺麗に分離するため、リバーブの音がハッキリ聞こえる」

「ハイ上がりな特性なので音が抜ける」

この辺りがクリアという表現になっているのだと思います。

 

そしてこの音の分離感という点ではBigSkyの右に出るものはいませんね。

特にシマー等はいくつもの楽器を同時に鳴らしているように聴こえ、なんとも幻想的な響きになります。

 

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・Decay

・Pre-Delay

・Tone(高音域)

・Parameter 1(モードによって違う、アサイン可能)

・Parameter 2(モードによって違う、アサイン可能)

・Modulation

ノブでコントロールできるのは上記の6つですが、これ以外にも様々なパラメータが変更できます。

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これだけ色々なパラメータがあると音作りに苦戦しそうですが、LEDスクリーンのおかげで直感的に操作できます。

またプリセットのクオリティが非常に高いため、そのままでも充分使えます。

 実際自分もプリセットの音を少し弄るだけの事が多いですね。

1週間ほど使えば主な機能の感覚はつかめると思うので、慣れれば積極的な音作りも可能になります。

 

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フットスイッチは3つあり、それぞれに作った音を保存できます。

バンクも0~99あるので、保存できるプリセットの数は300個です!

またそれぞれに名前を付けることが出来るので、どこに何のリバーブを保存したか忘れることもありません。

 

これだけの機能を外部機種なく簡単に操作できるリバーブはほとんどありませんね!

 

 

  • メリット

・音作りの幅がかなり広い

・操作がしやすい

・プリセットの完成度が高い

・保存できる数(メモリー)が圧倒的に多い

・リバーブ音がクリア

・個性がある

MIDIとEXPペダルが使える

 

 

  • デメリット

・大きい

・完璧に使いこなすのは時間がかかる

・Strymonらしさはセッティングでは消せない

 

  • まとめ

空間表現だけにとどまらない積極的な音作りの為のリバーブ!

Strymonらしいクリアでハイ上がりの音が好きならば、買わない理由は無いくらい色々出来ます。

特に飛び道具系の音(シマー等)はかなり上質ですね。

インスト系のプレイヤーで色々な音作りをしてみたい方に是非オススメしたいリバーブです!

 

 

 

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KLOTZ MC5000 シールド レビュー

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 アンフィニカスタムワークスさんで推奨しているドイツ製のリファレンスシールドです。

リファレンスとはクセや味付けがない、フラットな特性のものを指します。

元々はマイクケーブルとして開発されたものですが、ギター用ステレオケーブルとしてオーダーしました。

詳しくレビューしていきたいと思います!

 

音質

まず音が濃い!

音が太くなったようにも感じますが、ある帯域が強調されて太くなっているわけではなく、情報が濃縮されている感じです。

特に重厚なバラードとは相性が良く、弦とボディの振動をありのまま伝えることができます。

特性はフラットですが平坦なつまらない音ではなく、音楽的な奥行きもある優秀なシールドですね。

フラット故に、音作りの幅が広いというのも大きな利点です。

またピッキングのニュアンスやダイナミクスを綺麗に拾うので、抑揚のある演奏や右手のタッチを大事にしている方には是非試してほしいです!

モニターからライブまで幅広く使える懐があります。

 

 

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線材の特徴

ノイズはかなり少ないです。

ダブルスパイラルシールドという特殊な構造により、外部ノイズを遮断しているようです。

一般的に、ノイズの少なさと音楽的な奥行きは反比例する傾向にあるのですが、ダブルスパイラルシールド構造により両者がうまく共存していると思います。

(シールドが網組だとノイズが少ないが平坦な音、スパイラルだとノイズは乗りやすいが音楽的になる傾向にあります。もちろんこれ以外にも様々な要素がありますが)

 

外径は7.0mmで少し太めです。

ですがしなやかさがあり、取り回しが悪いわけではないです。

柔らかいシールドはジャックへの負担も減らせるので、そういった意味でも良いですね。

また硬いシールドはマイクロフォニックノイズへの特性があまり良くないのですが、このしなやかさのおかげでそこもうまくクリアしています。

 

個人的に気になったのは重さですね。

シールド自体に重量があるので、ライブなどで荷物を少しでも軽くしたい人や音響で何本もケーブルを運ぶ人に向いていないかも。

 

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プラグ

 ノイトリック製NP3Xです。

プラグも音の変化に関与しますが、線材そのものに比べると影響力は極めて小さいです。

なのでジャックに関しては音響特性よりも耐久性やトラブルの少なさを重視するのがアンフィニさんの考え方だそうです。

ノイトリックのプラグは構造上断線が起きにくいので、ライブ中に足を引っ掛けてもトラブルになりにくいです。

 

またメッキが非常に滑らかに処理されていて電食(錆び)が起きにくいです。

ニッネルメッキにした理由はシンプルで使用している機材のジャックがニッケルだからです。

異なる金属同士が長期間触れ合うと、電位差が発生して錆びてしまいます。

基本的には金ジャックには金プラグ、ニッケルジャックにはニッケルプラグにした方が機材に優しいですね。

 

ハンダはアルミット社のものです。

楽器界では定番のKester44に比べて、音抜けが良くシャープな音質です。

また塩素が含まれていないので経年劣化が遅いです。

これは長期使用での音質変化が少ないというメリットがあります。

 

  • まとめ

モニター用、ライブ用どちらにでも素晴らしいシールドです!

リファレンス機材を持っていると基準となるものをしっかりと理解出来ます。

そこから自分の出したい音などもより明確に見えてくるので、一つ持っておいても損はないですね。

アンフィニさんではメールにてオーダーを受け付けているようなので、興味のある方は是非!

 

アンフィニカスタムワークスHP↓

EnfiniCustomWorks(アンフィニカスタムワークス)/アコースティックギターのチューンナップ(調整)とピックアップシステム開発製造販売 

 

 

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Neunaber Immerse Reverb レビュー

 

Neunaberの新作リバーブ、Immerseの紹介です。

こちらが演奏動画!

 

なかなか個性的な音ですが、実際の使い勝手はどうでしょうか?

今回はImmerseを使っていて感じたメリット、デメリットを紹介していきます。

 

  • メリット

1. 軽い

ツアーミュージシャンにとって重量は大きな問題。

Immerseは同サイズの他のコンパクトエフェクターと比べても群を抜いて軽いです!

 

2. ラフな設定でも大丈夫

ある程度ツマミの位置がテキトーでもキレイにまとめてくれます。

これはライブの時にとても便利で、すぐに次の曲に移りたい時やMCをしながらツマミをいじりたい時にとても助かります。

 

 3. 原音との馴染みがイイ

StrymonのBigskyなどは原音とウェット音がしっかり分離して、シマー等はまるで2つの楽器を鳴らしているように聴こえます。

Immerseはこれとは対極的で、リバーブを深くかけても原音を邪魔する事がありません。

こういった設定をBigskyでするのは難しいので、手軽にこの音が出せるのは大きなメリットです。

 

4. 各スイッチの切り替えが楽

キルスイッチやトレイルスイッチがワンタッチで切り替えられます。

他のコンパクトエフェクターは裏蓋を開けないといけなかったり、道具を使わないと切り替えられないものが多く存在します。

音作りで色々実験する際には非常に便利です。

 

5. 電源が9v、12v両方に対応している

殆どの場合9vで大丈夫ですが、大きな入力の時は12vを使うことで音が歪なく出力されます。

より多くの機材に対応できますね。

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  • デメリット

 1. ルームリバーブがない

基本的にしっとりと深いリバーブ中心で、軽やかで自然なリバーブは苦手です。

もちろんセッティング次第では出来ますが、他の物に比べると一歩劣っている印象。

 

2. 細かい設定が出来ない

このサイズにしては設定値は多いほうですが、Strymon BigskyやEventide H9、TC Electronic TonePrintのように様々なパラメーターは調整出来ません。

 

3. 設定を保存できない

プリセットの保存ができないので、ライブでの使い勝手が少し悪いですね。

 

4. 文字が読みづらい

慣れれば大丈夫ですが、最初はどのリバーブモードになっているかが分かりづらいです。

 

  • まとめ

全体的に癖のある音が多いので好みは分かれそうですが、個人的には大好きなリバーブです。

しっかり音を作り込むと言うよりは、サッとそれなりの音を出したい時に活躍します。

個性があり主張してくる音なのでソロギターなどのインストにオススメです!

 

 

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FURCH G23-SGCT セットアップ編

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親友のギタリスト、菅野コータくんから譲って貰ったFurchのG23-SGCT
コータくんが今のメインを手に入れるまで大切に使っていたギターです!

今回はアンフィニさんにPU取り付けとパーツ交換、トータルセットアップをお願いしました!

譲ってくれたコータくん、セッティングの相談に何時間も付き合って頂いた藤岡さんに感謝です!

 

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ピックアップはアンフィニ製コンタクトBACNT + Sunrise S-2のデュアルシステムです。

今回はBACNT(重低域強化タイプ)を選択しましたが、これはマグネットPUの依存度を大きく減らすのが目的です。

一般的なコンタクトPUは太い重低音が出にくいので、不足の帯域を補完するためにマグネットPUを追加するのがスタンダードかと思います。
しかしマグを足し過ぎると不自然さが出てくるという弊害もあります。
BACNTだと元々低音が出るのでマグのブレンド量を減らすことが可能です。

これによりさらに違和感の無いセッティングに出来ます。


そしてマグネットにSunriseをチョイスした理由ですが、やはりSunriseの低音域のパワーは圧巻でこれにしか出せないものがあるからです。

なんでもSunriseはボディの振動を拾って低音を強化させる機能があり、特許も取ってあるため他メーカーには真似出来ないのだとか。

実はSunriseは低音は出ますが高音域が弱く、単体ではバランスの良いPUではないです。

ですがこれはデュアルシステムにおいては決して悪いことではありません。

バランスの良いマグ+コンタクトだと高音域同士がぶつかって情報過多になり、耳うるさくなったり音がくっきりしないことがあります。

デュアルシステムでは、コンタクトPUは中高音域、マグネットは低音域と役割をしっかり分けることで初めて真価を発揮するのですね。

周波数帯域バランスという意味では、Sunriseの弱点が逆に良さに変わり、上手くマッチングするわけです。

 

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またSunriseは演奏中や運搬中ズレやすいので、自分はHD Wingkitでクランプしています。
これはしっかりと固定してくれるだけでなく耐久性もあり、さらに音質面でも有利です。

正規品はプラスチック製のためボディに対して線接地になりやすいですが、こちらはコルクでしっかりと面接地して綺麗に低音を拾うことができます。

 

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ナットとサドルを牛骨にしました。

標準はタスクですが音がキンキンするので、バランスのいい牛骨をチョイス。

 

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フレットはステンレス(Warm)に変更してあります。

Warmなのでステンレスっぽさは極力抑えてあるのですが、それでも少し硬質感があります。

バランスをとるために、音がまろやかでしっとりするエボニーのブリッジピンをチョイス。

 

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少し珍しいですが、ネックサイドのボディにストラップピンを打ってもらってます。
この位置だとハイフレットまでストレスなく弾けて、かつネックヒールの位置よりもギターがホールドされて安定します。
押尾コータローさんと同じポジションですね!

 

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ペグはGotohの510z HAPA
ギア比1:21で精度の高いチューニングができます。
またポストの高さを調整できるので、テンション感をシビアに追い込むこともできます。
ペグの回し心地もよく、ストレスなくチューニングできるのもいいですね。
自分はギターのペグは全てこれにしています。

 

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そしてギター本体
トップはシトカスプルース
サイドバックマダガスカルローズです
現在希少なマダガスカルローズを使っていて、深い低音がでます!

音はこれから弾き込んでいって、掴めてきたらレビューしたいと思います!

 

 

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