Neunaber Immerse Reverb レビュー
Neunaberの新作リバーブ、Immerseの紹介です。
こちらが演奏動画!
なかなか個性的な音ですが、実際の使い勝手はどうでしょうか?
今回はImmerseを使っていて感じたメリット、デメリットを紹介していきます。
- メリット
1. 軽い
ツアーミュージシャンにとって重量は大きな問題。
Immerseは同サイズの他のコンパクトエフェクターと比べても群を抜いて軽いです!
2. ラフな設定でも大丈夫
ある程度ツマミの位置がテキトーでもキレイにまとめてくれます。
これはライブの時にとても便利で、すぐに次の曲に移りたい時やMCをしながらツマミをいじりたい時にとても助かります。
3. 原音との馴染みがイイ
StrymonのBigskyなどは原音とウェット音がしっかり分離して、シマー等はまるで2つの楽器を鳴らしているように聴こえます。
Immerseはこれとは対極的で、リバーブを深くかけても原音を邪魔する事がありません。
こういった設定をBigskyでするのは難しいので、手軽にこの音が出せるのは大きなメリットです。
4. 各スイッチの切り替えが楽
キルスイッチやトレイルスイッチがワンタッチで切り替えられます。
他のコンパクトエフェクターは裏蓋を開けないといけなかったり、道具を使わないと切り替えられないものが多く存在します。
音作りで色々実験する際には非常に便利です。
5. 電源が9v、12v両方に対応している
殆どの場合9vで大丈夫ですが、大きな入力の時は12vを使うことで音が歪なく出力されます。
より多くの機材に対応できますね。
- デメリット
1. ルームリバーブがない
基本的にしっとりと深いリバーブ中心で、軽やかで自然なリバーブは苦手です。
もちろんセッティング次第では出来ますが、他の物に比べると一歩劣っている印象。
2. 細かい設定が出来ない
このサイズにしては設定値は多いほうですが、Strymon BigskyやEventide H9、TC Electronic TonePrintのように様々なパラメーターは調整出来ません。
3. 設定を保存できない
プリセットの保存ができないので、ライブでの使い勝手が少し悪いですね。
4. 文字が読みづらい
慣れれば大丈夫ですが、最初はどのリバーブモードになっているかが分かりづらいです。
- まとめ
全体的に癖のある音が多いので好みは分かれそうですが、個人的には大好きなリバーブです。
しっかり音を作り込むと言うよりは、サッとそれなりの音を出したい時に活躍します。
個性があり主張してくる音なのでソロギターなどのインストにオススメです!
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